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2007 年 4 月 28 日

事業の進退の見極め - リクルート的な会社が活躍する時代が来るVol.1

カテゴリー: ビジネス — yujis @ 11:14 PM

事業の進退の見極め

リクルート的な会社が活躍する時代が来るというのは、予測というよりは僕の中では確信になっています。
発端は、うちの会社に某有名商社や、某有名コンサルティングファームで仕事をしていた取締役がいるんですが、先日その人に、リクルートは事業の進退の見極めに秀でているという話をしてもらったことでした。

これは事業を行う上で1番重要な能力なんじゃないかと思います。
事業を始める前に、能力の高い人がいくら時間をかけて緻密な調査をしても、確実に事業が成功するということはありません。
事業がうまくいっていないときに、うまくいっていなくても継続してがんばれば成功しそうなのか、見切りをつけてまた別の事業を始めるのか、その見極めです。

これは長年、リクルートが行ってきた事業の中で培われた、まさにリクルートDNAだと言えます。
この話を聞く以前に、リクルート創業者の江副浩正さんが書いた「リクルートのDNA - 起業家精神とは何か」を書店で見かけて興味を持っていたんですが、この話を聞いてから、この本は優先的に読む必要があると判断して、今読んでいるところです。

まだリクルートが仕組み的にこの見極めを行っているのかはわかりませんが、リクルート卒業生のUSENの宇野さんから、間接的にリクルートDNAを受け継いでいるサイバーエージェントの藤田さんは、「J1」「J2」「J3」と収益の柱の事業とこれから収益を生み出す事業分野をチーム分けしているそうです。
これもこの見極めを仕組み的に行う方法の1つなんだと思います。

起業を目指す僕としては、事業の進退を見極める能力というのは、企業が新規事業を始めるときだけではなく、当然、起業するときにも必要な能力だと思っています。

卒業生が各業界で活躍している

もう1つリクルートの秀でている点として、卒業生が各業界で活躍しているというものがあります。
僕が知っている卒業生は、USENの宇野さんと、宇野さんがリアルビジネスというGyaoの番組で対談していたNTTドコモでiモードの立ち上げを行った夏野剛さんです。

先日フォートラベルの津田さんにお会いしたときに薦められた本にリクルートの卒業生に関することが書いてありました。
僕がリクルート的な会社が活躍する時代が来ると確信したのは、この本を読んでリクルートが輩出している卒業生がいかにこれからの時代で重要になってくるのかがわかったからです。

それについては、リクルート的な会社が活躍する時代が来るVol.2で書こうと思います。

2007 年 4 月 20 日

ビジネスブログとしてリニューアル

カテゴリー: ビジネス — yujis @ 9:47 AM

先月のエントリでブログに何を書いていこうか決めかねていると書きましたが、インターネットビジネスを中心にビジネスに関することや情報革命(Web2.0革命)に関することなどを書いていくことにしました。
ビジネスブログにしようと思ったのは、このブログは会社とは無関係のブログですが、僕が書いたことによって問題が生じないとも限らないので、ウェブのサービスに関することは書かない方が良いと判断したというのもあります。
その代わりに、会社名と実名を公開することにしました。

それと、個人的にRailsでいろいろやっているので、技術的なことはyujisのrailsブログに書いていこうと思っています。

ブログの名前を「ソーシャルメディアではたらく社員のブログ」に変えましたが、ソーシャルメディアを地名に、社員を社長に変えられるようにこれからも精進していきたいと思います。

2007 年 4 月 4 日

「CGMマーケティング~Web2.0時代のクチコミの力~」レビュー

カテゴリー: ビジネス — yujis @ 2:18 AM

「CGMマーケティング」概要

読んでからだいぶ経ってしまったのですが、「CGMマーケティング~Web2.0時代のクチコミの力~」のレビューを書いてみたいと思います。

まず、本書を一言で言い表すと、「企業がCGMマーケティングを導入するにあたっての入門書」と言えます。
入門書というと内容が薄いように思えるかもしれませんが、そんなことはありません。
CGMマーケティングと一言で言っても、その種類は多岐に渡り、CGMマーケティングの一つの事例を理解しただけでは、CGMマーケティングの本質を理解することはできないと思います。

本書は、CGMマーケティングが生まれた背景から、CGMとは何か、そしてCGMを活用したマーケティングの事例、最後には企業の戦略レベルにまで言及しています。
本書を読むことで、CGMマーケティングの全体像と本質が理解できるようになると思います。
僕自身もCGMマーケティングに対して断片的な知識しかなかったのですが、本書のおかげですっきりしました。

良かった点、悪かった点

ここからはレビューらしく、本書の良かった点、悪かった点を書いていきたいと思います。

良かった点は、CGMマーケティングのタイプが11タイプに分けて、タイプごとに成功事例が載っていたのがとても参考になりました。
この部分のおかげで全体像が掴めた気がします。
また、成功事例だけではなく、失敗事例も挙げていたところも良かった点です。

それと個人的には、ウェブのマーケティングに関してはある仕事柄、ある程度は知識があったのですが、4Pなどのリアルのマーケティングに関しては知識が浅かったのでその部分も参考になりました。

悪かった点は、個々の事例に関してもっと深くつっこんで書いて欲しかったというところです。
深くつっこんでしまうと本書の目的からはずれてしまうからだと思いますが、次回本を出されることがあるならば、そのあたりに期待したいと思います。

選ばれる企業

フォートラベルの津田さんも言っていましたが、顧客と企業の力関係が変化してきているのは事実です。
本書に書いてあった「選ばれる企業」という言葉がそれを象徴的に表していると思います。

最近読んだ本で、顧客と直に接する店舗を展開している会社の社長さんの話があったのですが、そういう業界では、顧客に選ばれるという考え方が当たり前だというのが感じられました。
インターネットの登場によって、顧客と企業の力関係が変化してきていると言われていますが、そんな曖昧な表現ではなく、インターネットが顧客と企業の距離を縮めたという表現の方が正しいと思います。
もっと大胆な言い方をすると、いろいろな企業のビジネスの形態が顧客と直に接するビジネスの形態に近づいているということです。
今まであまりウェブ業界以外のビジネスに関しては勉強していなかったのですが、顧客と直に接する業界のビジネスについても学ぶ必要性を感じてきました。