徹底したユーザー視点で成功したフォートラベル
津田全泰さん
火曜日にフォートラベルの津田会長と飲みの席でごいっしょしました。
以前フィードビジネスカンファレンスVol.5のエントリで津田さんのことを書きました。
今回一番参考になったのは、パネルディスカッション2の「各社が考えるCGMのビジネスチャンスとは」でした。
特にCGMサービスの代表的な成功例であるフォートラベルの津田さんの話が聞けたのが一番参考になりました。
CGMサービスで成功するにはここまでやらなきゃいけないんだなということがよくわかりました。
他の旅行サイトでは、旅行先を探して申し込むだけしかできません。
AISASでいうとSAだけです。
フォートラベルではユーザーの行動を5段階に分け、それぞれの行動が円滑に行えるような機能を提供していました。
AISASでいうとすべてにリーチしています。
AISASという言葉を津田さんが使っていたわけではなかったので、そこは僕の勝手な解釈ですが。
フィードビジネスカンファレンスで津田さんの話を聞いてから、一度お会いしてみたいと思っていたのですが、実際にお会いしてみるといい意味で印象が違いました。
フィードビジネスカンファレンスのときはフォーマルな場所だったので当たり前ですが、社長(今は会長ですが)ですという感じだったんですが、実際は人に安心感を与えるような雰囲気を持った人でした。
気を使って料理をまわしてくれたり、取り分けてくれたり。
津田さんは仕事もできるけど、女子にも人気がありそうですね。
津田さんは普段はそこまでしゃべる方ではないそうなんですが、今回はフォートラベルの起業時の話やフォートラベルのことを話してくれました。
ある本を読んだのがきっかけで起業を思い立ったそうなんですが、僕も起業しようと思ったきっかけが同じ本だったので、うれしいというか、すごく励みになりました。
津田さんは、自分はナナロク世代とか言われてるけど、もっと若い人達にがんばってもらいたい、起業しなよと言ってくれたんですが、自分が起業するつもりだとは言えませんでした。
徹底したユーザー視点に立つ
フォートラベルの話には、フィードビジネスカンファレンスで話していたこともありましたが、一番印象に残ったのが、タイトルになっている徹底したユーザー視点に立っているということです。
ユーザー視点でっていうのはよく聞きますが、津田さんの徹底ぶりには驚きました。
CGMサイトの立ち上げ時はどうしてもユーザー数が少なく、情報も充実しているとは言いがたい状態から始まることが多いと思います。
この問題はどこのサイトも抱えている問題だと思うのですが、津田さんは情報が少ないところは情報が多い競合サイトへのリンクを貼ることでこの問題をクリアしたそうです。
競合サイトへのリンクを貼るという行為はトラフィックを逃がしてしまうことになるので一見自殺行為に見えます。
多くのサイトでもタブーとされていることが多いと思います。
ですが、ユーザー視点に立って考えると、確かにその方がユーザーにはメリットがありますし、ユーザーの信頼を得られると思います。
僕も最近そういうサイトを見つけて潔くていいサイトだなと思ったことがありました。
徹底したユーザー視点に立つ。
すごく2.0的な考え方をする人だなと思いました。
それと同時に3年も前からこの考えを持っていたというのがすごいと思いました。
最近はCGMで顧客と企業の力関係が変化してきているとよく言いますが、津田さんは3年も前から気づいていたわけですね。
飲みの席には元じゃらんの編集長の方もいて、その方の話がきけたのも良かったのですが、津田さんとその方の話を全部聞けなかったのが残念でした。
火曜日ほど体が2つあったらと思った日はなかったです。


