Web2.0は「情けは人のためならず」
小川さんのブログのエントリに共感するものがあったので、取り上げてみました。
スタッフの若い女性に、「情けは人のためならずって知ってる?」と聞いたところ、思った通り「他人に情けをかけてはその人の為にならない」と答えたので「やっぱりな」と思う反面、軽い失望(>_< )。
女性スタッフさんと同じく僕も、ものの見事に「情けは人のためならず」の意味を間違えていました。。。
僕も所詮最近の若者ですね。。。
それはおいといて。
情けは人のためならず、というのは、オープンソースの精神に通じるなあ、とちょっと思った次第。
自分で苦労して作った何かを、誰かに無償で公開するというのは、いったいどんな得があるの?と考える人も多いかと思うのだが、自分が何かソフトウェアを作って、そのソースを公開した場合、誰かより優れた人たちがそれに改良を加えて、ブラッシュアップしていってくれる。結果として、自分が作ったソフトが世界中の目に触れて、すごくいいものになるかもしれない。そして、その成果を自分でも試せるようになるとしたら、これはソフトの公開は人のためならず、ということになるではないか。クリエイティブコモンズの気分も、これに近いかな。
「情けは人のためならず」っていう言葉は使ってなかったんですが、「自分が欲しいものを他人に与えなさい」っていう考えは、成功するために一番重要な要素だと思っていました。
初めてその考えを学んだのは「金持ち父さん貧乏父さん」という本でした。
けっこう有名な本で、ローバトキヨサキという人が書いた本なんですが、その本の中に、
「もし、自分がお金に困っていたら、お金に困っている人にお金をあげなさい」
「マイクロソフトもロックフェラー財団も教育機関などに寄付することによって、組織を維持・拡大している」
という感じのことが書かれていました。
#今、その本を友達に貸しているので正確ではないかもしれません
読んだ当時は本の中でここの部分だけ理解ができなかったんですが、今は何よりも大事な考えだと思っています。
本当はこのエントリは、「金持ち父さんとWeb2.0」というタイトルでエントリしようと思っていたんですが、小川さんのエントリの影響でプライオリティが上がりました。
ここから本題。
タイトルのWeb2.0は「情けは人のためならず」ですが、僕がWeb2.0の考えの中で一番重要な要素だと思っているのが、この「情けは人のためならず」だと思っています。
その理由は、GoogleとAmazonが「情けは人のためならず」で成功しているからです。
以前にエントリしたものを引用します。
GoogleMapsを例にあげて言うと、GoogleがなぜGoogleMapsのAPIを無償で提供しているかということです。
無名であった頃のGoogleがYahooに検索エンジンを提供したおかげで、Googleの認知度があがったこと。
精度の高い検索エンジンを無償でエンドユーザーに提供することによって、ここまでアドワーズ広告が利用されるようになったこと。
Googleアドセンスを無償で提供することによって、Googleの広告が広告費なしでインターネット全体に広がっていること。
Googleの無償提供にはいつもねらいがあります。
GoogleMapsも例外ではないと思います。
周知の事実ですが、これでGoogleの成功の一番の理由がわかると思います。
これと同じでAmazonも自社の商品データベースを公開することと、Amazonアソシエイトを組み合わせることによって、Amazonの広告がインターネット全体に広がり、Amazonへのリンクが増え、検索エンジンでのAmazonの重要度が上がり、自らの手を下さずにSEO対策になっています。
さらに、Amazonアソシエイトの利用者が企業だけではなく、ブロガーが利用していることから、最近やっと見直されてきているCGMを意識したSMOを既に取り入れ、成功させています。
「情けは人のためならず」がいかに重要な考え方かがわかりますね。
とは言っても、自分にかえってくるまでに時間がかかるので、誰でもできることじゃないんですけどね。
Amazonも最初は成果がでなくて投資家からボロクソ言われてたみたいですし。
まぁ、今回僕が一番言いたかったのは、「情けは人のためならずの意味を教えてくれてありがとう小川さん」です。
「自分が欲しいものを他人に与えなさい」を説明するときに、「情けは人のためならず」を使えばすごく説明しやすくなりますよ。



(^_^)
Comment by hiro ogawa — 2006 年 6 月 7 日 @ 7:48 AM
(^_^)
Comment by yujis — 2006 年 6 月 8 日 @ 1:50 PM