「ウェブ進化論」と「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」
少し前のエントリで、僕が口出しするような話じゃないとは思ったんですが、思うところがあったので。
デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード著、田村理香訳「Google誕生」
佐々木俊尚著「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」これらに比べると、「国家の品格」とともにベストセラーになった「ウェブ
進化論」は、所詮、グーグル万歳、シリコンバレー万歳であって、内容も薄っ
ぺらで底が浅い。
「Google誕生」と「グーグル」が作家・ジャーナリストの作品だとすれば、
「ウェブ進化論」は、マーケ屋・コンサル屋のプレゼン資料にすぎない(マー
ケ屋はマーケティング屋、コンサル屋はコンサルタント屋のこと)。
ちょっと言いすぎな気もしますが、間違ってはいないと思います。
梅田さんもウェブ進化論の中で、最近のウェブ事情がわからない人達に説明するための材料にしてくれたら、みたいなことを書いてますし。
ウェブ進化論は技術者じゃなくても、最近のウェブ事情がわかるというところに価値があると思っています。
技術屋さんが話すウェブよりも、マーケ屋さんコンサル屋さんの話すウェブの方が一般的にはわかりやすいですからね。
説教になっちゃうけど、技術屋、特に若い技術屋に言っておきたいのは、こ
んなのを技術屋が真に受けるようだと、日本の技術に未来はないということ。
そういう技術屋さんがいるのかいないのかはわかりませんが、マーケ屋さんコンサル屋さんのモノの見方と技術屋さんのモノの見方は同じモノを見ていても違うということは常に意識していたほうがいいと思いますね。
最近の例でいうとGoogle Baseでそれを強く感じました。
#Google Baseに対するマーケ屋さんコンサル屋さんと技術屋さんの見方の違いについてはまた別のエントリで
シリコンバレーに行くのもけっこうだけど、流行に飛びつくだけじゃ、歴史
が繰り返したとき、周回遅れになっていて、周回遅れだと思っていたことが最
先端になることがある。これは覚えておいて損はないと思うよ。
分散オブジェクトとかAJAXのことを言ってるのかな。
技術的なこともそうですけど、最近は5年先のトレンドが読めないといけないなと思っています。
1年先も読めないと言われているウェブ業界ですが、今ブログ関係で活躍している人達は5年前からブログに目をつけていたんですよね。
運が良かったといえばそれまでなんですけど、それだけじゃないと思います。
そろそろドラッカーの本を読まなきゃいけない気がしてきました。
佐々木俊尚「グーグル」は、本屋で「ウェブ進化論」の横にあって、最初
「なんだ、便乗本か」と思って、ぺらぺらめくったら、後ろのほうに、たまた
ま「ユービック」の文字が躍っているのを見つけ、興奮した。
僕もSFは好きです。


